医療に関わることなどを
by sui-m
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なかのひと AX
福島県立大野病院事件第12回公判(速報)
今日は福島県立大野病院事件の第12回公判の日です.

ロハスメディカルブログさんのところに早速速報がでています.

ロハスメディカルブログ
福島県立大野病院事件第12回公判(速報)
http://lohasmedical.jp/blog/2008/01/12.php


今日はご遺族の方の意見陳述があったようです.


…どんなに言葉をつくしても,
それがご遺族の求める「真実」と同じでない限り,
それらは「嘘」や「言い訳」でしかなく,
「医学の真実を集めていない書きこみ」になってしまうのでしょうか?


結局今でもご遺族の思いは

弁護側の証人の方々は、加藤先生の手術は一般的な内容であり、特に問題がなかった、と言われました。特に問題がなければ、なぜ、妻は死んでしまったのか、とても疑問です。


肉親は、術前診断から癒着胎盤の徴候があったにもかかわらず、アドバイスを無視し、暴走し、手術中の数々の警鐘にかかわらず、命を奪った、加藤医師の声が許せません。


というところでとまったままなんですね.
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# by sui-m | 2008-01-25 17:25 | 医療
"県立奈良病院訴訟" 時間外手当支払いを求めて提訴したわけ
退会しようと思いながら,いままで放置していたm3.com.
こんな記事を見つけました.

新春スペシャル2008
Vol.7◆医師の勤務実態
時間外手当支払いを求めて提訴したわけ
"県立奈良病院訴訟"の担当弁護士・藤本卓司氏に聞く
http://www.m3.com/tools/IryoIshin/080121_1.html

"県立奈良病院訴訟"とは2006年12月に奈良県立奈良病院に勤務する産婦人科医が時間外手当の支払いを求めて提訴した訴訟です.

提訴したその後についての情報がなく,気になっていました.

今回の記事によると2007年1月に初公判があり、これまでに開かれた公判は4回.
判決は今年の夏ごろになるのではないでしょうか,とのこと.

裁判の争点は,分娩や救急患者への対応をしていた「宿日直」が「労働」に当たり、時間外手当の対象になるかどうか.

その他,記事では,提訴までの経緯や,提訴された先生方の勤務状況(2年間で1人は、宿日直155日のほか、宅直(オンコール)が120日、もう一人は158日、126日,とか),県の対応の様子などが書かれています.

何度読んでもため息がでるのは下記.

(一部引用)
 
しかし、病院からは、宿日直手当が1回当たり2 万円のみ支払われていただけで、宅直に対しては一切の支払いはありませんでした。宅直は、1人体制の宿日直では対応しきれない場合に備えて、医師たちが自主的にやっていたからです。県は「勝手にやっていること。職務とは関係ない」との見解でした。



私は現在,月の半分がオンコールです.
他の科の先生方に比べれば実際に呼ばれる回数は少ないですけど,
それでもオンコールのときは遠出はせず,
携帯の電波が届く範囲にいるようにしています.

宅直代をくれ,と言うつもりはないけど,
「職務とは関係ない」と言われちゃうと….
なんだかな.うー.

まだ退会されていない方は是非ご一読を.
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# by sui-m | 2008-01-23 19:38 | 医療
日本の医療は先進国19か国中2位だったのに
昨日,こんなニュースを見つけました.

先進国19か国中、医療大国1位は仏、2位は日本 
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2334107/2508656


【1月9日 AFP】
 英国の研究チームが先進国19か国を対象に行った回避可能な死に関する調査結果が8日、米医療経済・政策専門誌「Health Affairs」の1・2月号に掲載された。それによると、適切なタイミングで効果的な医療を提供している国の1位はフランス、2位は日本だった。一方、米国は最下位に沈んだ。
 
 研究を行ったのは、ロンドン大学衛生熱帯医学校(London School of Hygiene and Tropical Medicine)の研究チーム。チームは、2002-2003年の間に、適切なタイミングで効果的な医療が施されれば死を回避できた75歳未満の人の死亡率を調査した。

…中略…

 19か国の順位は上位からフランス、日本、オーストラリア、オーストリア、カナダ、デンマーク、フィンランド、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、英国、米国となっている。前回調査で、米国は15位だった。


どういう指標を用いて算出しているかはこのニュースだけだとわからないですけど,
日本は「75歳未満の人で適切なタイミングで効果的な医療が施されなかったために死亡した人」が少なかった,ということですよね.

じゃあ日本は他の国より医師が多いのか?医療費が高いのか?

医師数と医療費を他の上位の国と比較したレスが某巨大掲示板にありました.

【調査】 “医療大国” 1位・フランス、2位・日本(先進国19カ国中)…英の研究チーム調べ★2より
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1199887657/605

605 :名無しさん@八周年:2008/01/10(木) 08:57:46 ID:wi6CcLE90
上位5ヶ国を比較してみた。

・適切なタイミングで効果的な医療が施されれば死を回避できた75歳未満の人の死亡率
 1位:フランス 2位:日本 3位:オーストラリア 4位:オーストリア 5位:カナダ

・1000人あたり医師数(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/03/s0311-5b.html
 フランス:3.29人>オーストリア:3.16人>オーストラリア:2.47人>カナダ:2.09人>日本:1.93人

・医療費対GDP比(http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/1890.html
 フランス11.1%>オーストリア:10.2%>カナダ:9.8%>オーストラリア:9.5%>日本8.0%

日本の医療従事者が、いかに金も人も足りない中頑張ってるかがよく分かりますね。


1000人あたりの医師数は2000年のdataで,医療費対GDP比は2005年のdataのようですから,今回の調査と同じ年度ではないんですけど.
医療費,医師数ともに日本は上位5位の国の中で最低の値です.

それでも「適切なタイミングで効果的な医療を施している」と評価されるような医療を行ってきていた.

なのに国内でのこの評価の低さはどこからきてるんでしょう?
このニュースだって報道されないし.
まあ、いまさら手のひら返したように誉めそやされても信じられないけど.


例えばこのニュースに対するネット上での反応は
「こんなに『たらいまわし』報道があるのに嘘だろう」
というものと
「少ない医師数で少ない医療費でこんなに頑張っていたのに(今後は無理だろう)」
というものが多い感じでしたが,
調査が行われた5年前だったら「嘘だろう」という反応が大半な気がします.

実際の海外の医療を知っているわけではないのに,「日本はだめだ」という.
何処と比べているのでしょう.
いろんな国のいいところだけを集めた「夢の国の医療」はないのに.

この調査が行われたのは2002‐2003年で,前回の調査は1997-1998年とのこと.
もしこれが定期的に行われる調査であるならば,次回の調査は2007-2008年?

果たして次回の評価や如何に.

あー、でも2位から転落していたら
「以前の医療は良かったのに」とか報道されるんだろうな.
マスコミがその原因の一翼を担ったことなんて素知らぬふりで.
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# by sui-m | 2008-01-10 22:03 | ニュース