医療に関わることなどを
by sui-m
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
なかのひと AX
小児科医中原医師の過労死認定
3月14日,故中原利郎医師の労災認定をめぐり行われていた行政裁判で,
故中原医師の労災を認定する判決が下されました。

今回の裁判までの道のりについては
「小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会」のHPに詳細が掲載されています。

さらに支援する会では裁判終了後より
国が控訴しないよう働きかける運動を始められています。

HPより
国が控訴しないよう働きかける要請行動にご協力をお願いします。
下記のPDFファィルをA4サイズの紙に横向きに印刷して、
点線に沿って切り取り、官製葉書に貼り付け大至急発送してください。
(PDF形式です)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/youseihagaki.pdf


「HPにあるPDFをプリントアウトし,
 それらを切り抜いて葉書に貼り,
 厚生労働大臣,東京労働局長,新宿労働基準監督所長へ送る。」

必要なのは葉書が3枚。
あとは貼って郵送するだけです。

何故,国の控訴を阻止することが重要なのか。
「新小児科医のつぶやき」の774氏様のコメントより。

① については、通常の行政裁判では、メンツのため、わざわざ控訴して和解するのが普通ですので、控訴はまずありうると思っています。なぜなら控訴しないと敗訴確定ですが、控訴すると判定は確定しておらず、和解で事実上故人には保障できるという形になるからです。ただ、和解しないかもしれないし、今後同じ事例があっても労災と認められるか分からなくなります。何しろ判決は確定しない状態ですから。「勤務医開業つれづれ日誌」で中間管理職様(管理人)が始められた、控訴させない運動には微力ながら協力するつもりです。


控訴となったら更に長い時間を要するだけでなく,
控訴後和解という形で終われば,判定が確定されないまま,
宙ぶらりんなままにされる,ということもあり得る-。

過酷な労働環境の末に過労死しても労災が認定されない。
そもそも過労死するような労働環境が当たり前のように存在する今が,おかしいのだと思います。
現に今も,周りを見回せば疲れきった勤務医がたくさんいます。

テレビの報道の最後に、中原医師のご遺族の方がこうおっしゃっていたそうです。
「この判決が医療の改善の第一歩となると確信しています。」

そうなることを願います。


参考Blog
勤務医 開業つれづれ日記 
 【速報&お願い】故小児科中原利郎先生 行政訴訟に勝訴 厚労大臣へ手紙を書こう!
道標 Guideboard
 小児科医中原利郎医師の過労自殺認定裁判勝訴
産科医療のこれから
 重要なお願いがあります。小児科医中原先生の過労死について!
いなか小児科医
 中原先生の過労死認定
[PR]

# by sui-m | 2007-03-15 23:00 | 医療
国循続報
3月初日の衝撃のニュースから早や10日。
予想通りというかなんというか…。
心外の先生方も退職されるようです。

一斉退職カバー予定の医師2人も退職 国循センターICU
http://www.sankei.co.jp/seikatsu/kenko/070310/knk070310000.htm
 国立循環器病センター(大阪府吹田市)の外科系集中治療科(ICU)の5人の専門医全員が3月末で一斉に退職する問題で、4月以降ICUをカバーすることになっていた心臓血管外科からも40代のベテラン外科医2人が3月末で退職することが9日、分かった。
 同センターの心臓血管外科は、虚血性心疾患や弁膜症、不整脈疾患の外科治療のほか、慢性心不全患者に対する補助人工心臓の装着や心臓移植などを担当する。循環器病治療の国内最高峰である同センターは、国内で実施された41例の心臓移植のうち半数の21例を手がけている。
 退職する2人の医師は執刀を含め、そうした治療の中心的役割を果たしていた。
 ICU専門医の一斉退職にともない、同センターは外科とICUの分業態勢の見直しを検討。4月以降は、術後患者の管理・集中治療も執刀した外科チームが継続して行うとし、心臓血管外科にはこれまで以上の治療内容と責任を担わせる計画だった。
 同センターは「2人に代わる新しい医師を採用するため努力している。4月には補完し、患者に迷惑がかからないようにしたい」としている。
(2007/03/10 08:06)


ICUの先生方の辞職がニュースになったとき,確かセンター側は「手術件数は減らさない」と言ってたはず。
4月まであと20日。
きっと4月以降ももう手術予定って決まってますよね?
「執刀を含め、そうした治療の中心的役割を果たしていた」ようなベテラン医師二人の代わりが今のような状況で,そんなにすぐに見つかるのかどうか。
見つからないのはわかってるけど,センター側としてはこう言っておくしかないということでしょうかねえ。
[PR]

# by sui-m | 2007-03-10 23:00 | 医療
衝撃のニュース
春の人事に向けて3月に入ればなにかしら大きなニュースがある,と言われてはいました.
まさかこんな大きなニュースが初日にでるとは….

ICU医師全員退職へ 国循センター 執刀との分業困難
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070301-00000017-san-soci

 国立循環器病センター(大阪府吹田市)で、外科系集中治療室(ICU)の専属医師5人全員が、3月末で同時退職することが28日、分かった。同センターは国内で実施された心臓移植の半数を手掛けるなど循環器病治療の国内最高峰で、ICUは心臓血管外科手術後の患者の術後管理・集中治療を受け持ち、診療成績を下支えしてきた。同センターはICU態勢の見直しを検討している。
 同センターによると、ICUには5人の専門医が所属。所属長の医長を含む2人のベテラン医師が辞職を表明したのをきっかけに、指導を仰げなくなる部下の3人の医師も辞職を決めたという。
 ベテラン医師2人は辞職の理由を「心身ともに疲れ切った」と説明しているという。
 同センターのICUが対象とするのは、先天性心疾患や冠動脈・弁疾患、心臓移植、大血管疾患などさまざまな心臓血管外科系の難病患者。成人だけでなく小児も対象とし、外科手術後の患者の最も危険な時期の全身管理や集中治療を24時間態勢で行ってきた。
 ICUの入院病床は20床で、年間1100症例を超える重篤な患者を受け入れ、常に患者の容体の急変に備え、緊張を強いられる環境にあった。
 同センターは、5人に残るよう慰留を続けているが、辞職の決意は固いという。
 このため4月以降は、他部署からICUの専属要員を確保するものの、ICUでの患者の超急性期管理・集中治療は、執刀した外科チームが責任を持って行う態勢にすることを検討している。
 同センター運営局は「特にベテラン2人に代わる人材はおらず、これまでのように執刀チームとICUの分業ができなくなる。しかし、手術件数を減らしたりICUでの管理が不十分になるなど患者に影響を与えるようなことはない」と話している。
3月1日8時0分配信 産経新聞



辞職の理由が「心身ともに疲れ切った」です.
ICUがどれだけ多忙か,ましてや国立循環器病センターです.
その忙しさは想像するに余りあります.
5人で20床,年間1100件の24時間術後管理.しかもICU.
どうしたって「激務」以外の言葉になりません.

これに対する運営局の発言があきれるばかり.
ことの重要さをわかっていて知らない振りをしているのか,
ほんとにわかっていないのか.
執刀チームに術後管理もやらせて,それで十分ということにするつもり?
5人が専従でやっていて「疲れきって」しまうような激務ですよ.
執刀チームもいなくなってしまうんじゃないかなどとは欠けらも考えないんでしょうねぇ.


〔追記〕
別のソース

ICUの医師集団で退職 国立循環器病センター
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007030101000303.html

 大阪府吹田市の国立循環器病センターで、集中治療室(ICU)の専属医師7人のうち5人が3月末に退職することが1日、分かった。
 センターによると、ICUは20床。心臓移植など心臓血管外科手術を受けた患者の術後管理などを担当している。4月以降は専属医師を補充せず、執刀した外科チームが術後管理も担当するなどして対応する。センターは退職の理由を明らかにしていない。
 佃龍庶務課長は「診療機能の低下はなく、患者への影響はない」と話している。
 センターによると、所属長の医長を含む30-40代の男女5人が退職を表明。センター側は慰留を続けたが意志が固く受け入れたという。
 国立循環器病センターは1977年に設立。心臓移植など循環器病治療の先進病院で、ICUでは重篤な患者を年間1000人以上受け入れている。
(共同)
(2007年03月01日 13時22分)


最初のニュースで「運営局」として発言したのは庶務課長さんだったようですね.
影響がホントにないのかどうかはっきりするのに時間はそうかからないと思うのですが,「影響が出た」ときに運営局はどうするでしょうか?誰か責任とるの?
[PR]

# by sui-m | 2007-03-01 23:00 | 医療