医療に関わることなどを
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なかのひと AX
救急外来の垣根の低さ
valencienneさんのところにトラックバック

 勘弁してください(泣)

医療系のニュースやブログを見ていると医療は今大変なことになっている,という認識を皆が持っているような気がしてしまうけど,普通の方々の認識はやっぱりこんな感じなんだろうな…とちょっとため息。
(ため息のもとはvalencienneさんの記事じゃなくて,そのトラックバック先の記事。)
先日もテレビであるキャスターが「咳が出て救急外来に行ったら3時間も待たされた!」と軽く怒ってたけど,自分の順番がくるまでに「自分の周りで順番を待っている患者さんの数×診察時間」が最低限かかるのは当たり前で,患者さんが沢山来ているのは病院側のせいじゃないのに。
そこで病院側に怒ったってねぇ…。
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# by sui-m | 2007-03-25 23:00 | 医療
福島県立大野病院事件 第3回公判
3月16日,第3回公判が行われた。

そして今日,周産期医療の崩壊をくい止める会のHP上で公判の様子が更新された。

 周産期医療の崩壊をくい止める会 第3回公判について

ロハス・メディカル・ブログでも公判の様子がupされている。

 福島県立大野病院事件第三回公判(1)
 福島県立大野病院事件第三回公判(2)

どちらも長い長い報告になっている。

今回は,手術に立ち会った県立大野病院のS助産師の証人尋問が午前中に約2時間半行われ、午後に手術の麻酔医だった県立大野病院麻酔科H医師の証人尋問が約4時間半行われたとのこと。

S助産師の尋問では検察が2年前の記憶を頼りに胎盤の図を描かせている。
胎盤も子宮も写真があるはずなのに何故図示する必要があるのかー。
どう考えたって2年前の曖昧な記憶を頼りにした図より胎盤そのものの写真を示した方が正確なはずなのに。

以下,ロハス・メディカル・ブログより
検察 胎盤に特に変わった点はありましたか。

S助産師 変わっていました。

検察 どんな点が変わっていましたか。

S助産師 大きさが大きいのと母胎面がグチャグチャになっていて、母胎側の実質にないころがあって、今までに見たことがないものでした。

検察 どんなものか絵に描いていただけますか。

と、ここで弁護人から異議が出る。

弁護人異議 実物の写真が証拠として出ているのですから、絵など描かせずに写真を使えばいいではないですか。

検察 本人のイメージを言葉にしにくい面もあろうかと思いまして。

裁判長 イメージを表現するということですよね。結構です。

理解不能である。写真があるのに、それを使わない理由は何だ?時間の無駄も省けるではないか。

こう思って呆然と眺めていると、再度弁護人から鋭い声が飛んだ。

弁護人異議 検察官の指示に従って描かせてるじゃないか!

裁判長 (珍しく不快気に)指示しないように。(証人に向き直って)あなたの記憶に残っている通りに描いてくださいね。

S助産師 はい、うまく描けないんですが。

一枚の円盤ではなく、夫婦岩のように山が二つある絵を描いた。

検察 実質がない部分はどうなったのですか。

S助産師 ここに実質があったのか取れてなくなったのか何なのか。

検察 どう感じましたか。

S助産師 ここにあったものが取れてしまったのかと思いました。

検察 取れてしまったものは、どこにあるのですか。

S助産師 納盆になかったので子宮にあるのかなと思いました。

検察 母体から取り出したものは皆納盆に載せることになっていたのですか。

S助産師 はい。

検察 だから子宮に残っていると思った。

S助産師 はい。



検察側の言い分は「本人のイメージを言葉にしにくい面もあるかと思って」。

大事なのは彼女がどう思ったか,ということではなくて,実際の胎盤はどういう状態だったのかということではないのか?
結局ここで求められているのは実際の胎盤の状態がどうだったか,ということではなく,S助産師が「ぐちゃぐちゃだと思った」,「子宮に残っていると思った」という証言なんだろう。

やっぱり,裁判は「真実を明らかにするところ」ではないんだな。
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# by sui-m | 2007-03-21 23:00 | 医療
勤務医不足
救急指定を返上する病院が増えているような気がしていたけど,
実際こんなに減ってたのか,と数字を見て改めて驚いたニュース。

以下は記事

勤務医不足深刻、5年で430病院が救急指定返上(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070320it01.htm
 全国の「救急告示医療施設」(救急病院)の総数が過去5年間で「医師不足」などを理由に1割近く減っていることが、読売新聞の緊急自治体アンケートでわかった。
 減少傾向には歯止めがかかっておらず、いざという時に患者の受け入れ病院がなかなか見つからないなど、救急体制の危機が深刻化している実態が浮き彫りになった。
 読売新聞が全国47都道府県を対象に、救急体制について聞いたところ、2001年3月末に全国で5076施設あった救急告示医療施設が06年3月末までに約8・5%に当たる432施設減少し、4644施設になっていた。今年度に入っても減少傾向は変わらず、38都道府県の121施設が救急告示(救急医療施設の指定)を撤回、または撤回する予定だ。
 医療施設が告示を撤回する理由については、38都道府県のうち6割以上にあたる24自治体が、「医師の確保が困難」(青森県)、「常勤医の退職」(秋田県)、「医師などの体制確保が困難」(福岡県)など医師不足による受け入れ体制の問題を挙げた。勤務医不足で夜間当直体制が確保できず、撤回するケースも相次いでいる模様だ。
 救急医療施設の減少で地域によっては一刻を争う救急患者の搬送先確保にも困難が生じているが、救急告示を撤回していない医療施設でも患者の受け入れが困難となる施設も多く、山梨県東部では東京都内の病院に高速道路を使って搬送するケースも相次いでいる。
 救急医療施設の過去5年間の増減について都道府県別にみると、37都道府県で減少。特に北陸、四国の減少率が高かった。同数は3県。増加したのは7県だった。
 東日本で増加した県はなかった。地域医療の中心となるべき医療施設が、指定を次々と撤回する背景には地方で深刻化する病院勤務医の人員不足があることは確実といえそうだ。
 アンケートは、2月末から3月上旬にかけ、自治体の地域医療担当部署に書面で実施し、全47都道府県から回答を得た。
(2007年3月20日3時4分 読売新聞)

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# by sui-m | 2007-03-20 23:00 | 医療