医療に関わることなどを
by sui-m
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なかのひと AX
カテゴリ:医療( 27 )

小児科医中原医師の過労死認定
3月14日,故中原利郎医師の労災認定をめぐり行われていた行政裁判で,
故中原医師の労災を認定する判決が下されました。

今回の裁判までの道のりについては
「小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会」のHPに詳細が掲載されています。

さらに支援する会では裁判終了後より
国が控訴しないよう働きかける運動を始められています。

HPより
国が控訴しないよう働きかける要請行動にご協力をお願いします。
下記のPDFファィルをA4サイズの紙に横向きに印刷して、
点線に沿って切り取り、官製葉書に貼り付け大至急発送してください。
(PDF形式です)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/youseihagaki.pdf


「HPにあるPDFをプリントアウトし,
 それらを切り抜いて葉書に貼り,
 厚生労働大臣,東京労働局長,新宿労働基準監督所長へ送る。」

必要なのは葉書が3枚。
あとは貼って郵送するだけです。

何故,国の控訴を阻止することが重要なのか。
「新小児科医のつぶやき」の774氏様のコメントより。

① については、通常の行政裁判では、メンツのため、わざわざ控訴して和解するのが普通ですので、控訴はまずありうると思っています。なぜなら控訴しないと敗訴確定ですが、控訴すると判定は確定しておらず、和解で事実上故人には保障できるという形になるからです。ただ、和解しないかもしれないし、今後同じ事例があっても労災と認められるか分からなくなります。何しろ判決は確定しない状態ですから。「勤務医開業つれづれ日誌」で中間管理職様(管理人)が始められた、控訴させない運動には微力ながら協力するつもりです。


控訴となったら更に長い時間を要するだけでなく,
控訴後和解という形で終われば,判定が確定されないまま,
宙ぶらりんなままにされる,ということもあり得る-。

過酷な労働環境の末に過労死しても労災が認定されない。
そもそも過労死するような労働環境が当たり前のように存在する今が,おかしいのだと思います。
現に今も,周りを見回せば疲れきった勤務医がたくさんいます。

テレビの報道の最後に、中原医師のご遺族の方がこうおっしゃっていたそうです。
「この判決が医療の改善の第一歩となると確信しています。」

そうなることを願います。


参考Blog
勤務医 開業つれづれ日記 
 【速報&お願い】故小児科中原利郎先生 行政訴訟に勝訴 厚労大臣へ手紙を書こう!
道標 Guideboard
 小児科医中原利郎医師の過労自殺認定裁判勝訴
産科医療のこれから
 重要なお願いがあります。小児科医中原先生の過労死について!
いなか小児科医
 中原先生の過労死認定
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by sui-m | 2007-03-15 23:00 | 医療
国循続報
3月初日の衝撃のニュースから早や10日。
予想通りというかなんというか…。
心外の先生方も退職されるようです。

一斉退職カバー予定の医師2人も退職 国循センターICU
http://www.sankei.co.jp/seikatsu/kenko/070310/knk070310000.htm
 国立循環器病センター(大阪府吹田市)の外科系集中治療科(ICU)の5人の専門医全員が3月末で一斉に退職する問題で、4月以降ICUをカバーすることになっていた心臓血管外科からも40代のベテラン外科医2人が3月末で退職することが9日、分かった。
 同センターの心臓血管外科は、虚血性心疾患や弁膜症、不整脈疾患の外科治療のほか、慢性心不全患者に対する補助人工心臓の装着や心臓移植などを担当する。循環器病治療の国内最高峰である同センターは、国内で実施された41例の心臓移植のうち半数の21例を手がけている。
 退職する2人の医師は執刀を含め、そうした治療の中心的役割を果たしていた。
 ICU専門医の一斉退職にともない、同センターは外科とICUの分業態勢の見直しを検討。4月以降は、術後患者の管理・集中治療も執刀した外科チームが継続して行うとし、心臓血管外科にはこれまで以上の治療内容と責任を担わせる計画だった。
 同センターは「2人に代わる新しい医師を採用するため努力している。4月には補完し、患者に迷惑がかからないようにしたい」としている。
(2007/03/10 08:06)


ICUの先生方の辞職がニュースになったとき,確かセンター側は「手術件数は減らさない」と言ってたはず。
4月まであと20日。
きっと4月以降ももう手術予定って決まってますよね?
「執刀を含め、そうした治療の中心的役割を果たしていた」ようなベテラン医師二人の代わりが今のような状況で,そんなにすぐに見つかるのかどうか。
見つからないのはわかってるけど,センター側としてはこう言っておくしかないということでしょうかねえ。
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by sui-m | 2007-03-10 23:00 | 医療
衝撃のニュース
春の人事に向けて3月に入ればなにかしら大きなニュースがある,と言われてはいました.
まさかこんな大きなニュースが初日にでるとは….

ICU医師全員退職へ 国循センター 執刀との分業困難
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070301-00000017-san-soci

 国立循環器病センター(大阪府吹田市)で、外科系集中治療室(ICU)の専属医師5人全員が、3月末で同時退職することが28日、分かった。同センターは国内で実施された心臓移植の半数を手掛けるなど循環器病治療の国内最高峰で、ICUは心臓血管外科手術後の患者の術後管理・集中治療を受け持ち、診療成績を下支えしてきた。同センターはICU態勢の見直しを検討している。
 同センターによると、ICUには5人の専門医が所属。所属長の医長を含む2人のベテラン医師が辞職を表明したのをきっかけに、指導を仰げなくなる部下の3人の医師も辞職を決めたという。
 ベテラン医師2人は辞職の理由を「心身ともに疲れ切った」と説明しているという。
 同センターのICUが対象とするのは、先天性心疾患や冠動脈・弁疾患、心臓移植、大血管疾患などさまざまな心臓血管外科系の難病患者。成人だけでなく小児も対象とし、外科手術後の患者の最も危険な時期の全身管理や集中治療を24時間態勢で行ってきた。
 ICUの入院病床は20床で、年間1100症例を超える重篤な患者を受け入れ、常に患者の容体の急変に備え、緊張を強いられる環境にあった。
 同センターは、5人に残るよう慰留を続けているが、辞職の決意は固いという。
 このため4月以降は、他部署からICUの専属要員を確保するものの、ICUでの患者の超急性期管理・集中治療は、執刀した外科チームが責任を持って行う態勢にすることを検討している。
 同センター運営局は「特にベテラン2人に代わる人材はおらず、これまでのように執刀チームとICUの分業ができなくなる。しかし、手術件数を減らしたりICUでの管理が不十分になるなど患者に影響を与えるようなことはない」と話している。
3月1日8時0分配信 産経新聞



辞職の理由が「心身ともに疲れ切った」です.
ICUがどれだけ多忙か,ましてや国立循環器病センターです.
その忙しさは想像するに余りあります.
5人で20床,年間1100件の24時間術後管理.しかもICU.
どうしたって「激務」以外の言葉になりません.

これに対する運営局の発言があきれるばかり.
ことの重要さをわかっていて知らない振りをしているのか,
ほんとにわかっていないのか.
執刀チームに術後管理もやらせて,それで十分ということにするつもり?
5人が専従でやっていて「疲れきって」しまうような激務ですよ.
執刀チームもいなくなってしまうんじゃないかなどとは欠けらも考えないんでしょうねぇ.


〔追記〕
別のソース

ICUの医師集団で退職 国立循環器病センター
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007030101000303.html

 大阪府吹田市の国立循環器病センターで、集中治療室(ICU)の専属医師7人のうち5人が3月末に退職することが1日、分かった。
 センターによると、ICUは20床。心臓移植など心臓血管外科手術を受けた患者の術後管理などを担当している。4月以降は専属医師を補充せず、執刀した外科チームが術後管理も担当するなどして対応する。センターは退職の理由を明らかにしていない。
 佃龍庶務課長は「診療機能の低下はなく、患者への影響はない」と話している。
 センターによると、所属長の医長を含む30-40代の男女5人が退職を表明。センター側は慰留を続けたが意志が固く受け入れたという。
 国立循環器病センターは1977年に設立。心臓移植など循環器病治療の先進病院で、ICUでは重篤な患者を年間1000人以上受け入れている。
(共同)
(2007年03月01日 13時22分)


最初のニュースで「運営局」として発言したのは庶務課長さんだったようですね.
影響がホントにないのかどうかはっきりするのに時間はそうかからないと思うのですが,「影響が出た」ときに運営局はどうするでしょうか?誰か責任とるの?
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by sui-m | 2007-03-01 23:00 | 医療
福島県立大野病院事件 第2回公判
2月23日,大野事件の第2回公判が行われました。
午前に双葉厚生病院産婦人科のK医師、午後に県立大野病院外科(当時)のM医師の証人尋問が行われたということです。

周産期医療の崩壊をくい止める会のホームページとロハスメディカル ブログで詳細な報告が行われています。
周産期医療の崩壊をくい止める会の報告では実際に行われた問答が詳細に再現されており,ロハスメディカルブログでは記者の方の感想を交えた報告となっています。

周産期医療の崩壊をくい止める会 
 第2回公判について

ロハスメディカルブログ
 福島県立大野病院事件第二回公判(1)
 福島県立大野病院事件第二回公判(2)
 福島県立大野病院事件第二回公判(3)

術中のことなどについては専門の方におまかせして,今回の公判で画像診断が話題となったところの感想を少し。

以下,周産期医療の崩壊をくい止める会の第2回公判についてより

検察  臨床上、術前検査で癒着胎盤の発症を疑うものは、どういう検査があるか?

証人  通常は超音波検査、カラードプラ検査、MRI、膀胱鏡、特殊な検査として、胎児のつくるホルモンが母体で高くなるということがあげられる。

検察  そのうちの一部で、エコー、カラードプラは具体的にどういうことをみるものか?

証人  超音波はあらゆることの診断に用いられているが、癒着胎盤については、あまりに稀なので、通常の検査ではそこまで見ていない。

検察  カラードプラはどういうことをみるのか?こちらの質問の回答に限って答えてください。

証人  血流をみます。

検察  血流豊富かどうかは、画像で確認できるというイメージで良いか?

証人  血管の太さや数がこうだから、ではなく、経験もあるが、通常より多いなという感覚的なもの。

検察  血流が豊富なほうが、癒着胎盤に傾くのか?

弁護側  もう少し事実関係をきいてもらったほうが良いのではないか。

裁判  まあ、どちらかということだから、証人は答えられるようなら答えてください。

証人  絨毛間腔が広がるので、血管が太くなる。癒着胎盤のほうが血流が豊富である。

検察  なじみやすいということか?

証人  いや、可能性があるということだけです。

検察  カルテで、所見をみると・・

弁護側護  今まとめられた質問内容では、最後の質問、血流が豊富であっても、それでなじむのではなく、あくまでも可能性があると証人は答えられた。

裁判  検察官は言い直すときには同じように答えられた方が良いですね。

検察  豊富な血流を認めたときに、癒着胎盤の可能性は、高くなるのか低くなるのか。

証人  私は症例をそうもっていないのでわからないです。

検察  ただ、証人のお考えとして、カラードプラで見たときに、高めるのかどうかお答えください。

証人  高めるかどうかわかりません、診断の一助にはなるでしょうか。

検察  カルテの医師記録 12月6日を示します。(検察はカルテ本物をもっている)これは患者さんの検査の写真です。16号証に写しがあります。この下の写真はカラードプラ検査です。これをご診断いただいてわかりますか?写真上は血流についてはどのようにご覧になりますか?

証人  カラードプラは、カラーでみないと、白黒のコピーではではわかりませんが(当たり前である。カラードプラはカラーで血流を示す機会なのだから)、白いところが血流です。

検察  質問したのは、下の写真の、白い細長いところ、この部分が血流だろうと見受けられると。よろしいですか?

証人  はい。

検察  この写真から、血流が豊富な印象なのか?

証人  一枚の写真をみてもね・・・ (一枚の写真で血流が豊富か診断できるわけない)

弁護  豊富というのは、何を基準に豊富といわれているのか。そういうあいまいな質問では答えにくい。

裁判官  いや、まあ証人は経験とおっしゃっているんだから、まあ。

弁護士  でしたら、経験でカラードプラを癒着胎盤でしたことがあるか? とか、そういうふうに質問をしたら。

検察  今のは疑義か?

裁判  では、これで判断できますか?答えてください。

証人  無理です。

検察  12月6日の下の写真の欄外の文字を読めますか?

証人  はい。膀胱下に血流+とあります。

検察  このような表現は、どのような情報か?

証人  前置胎盤?ですから、膀胱の後ろに血流があっておかしくないです。

弁護  今の検察の質問は、血流があるということで、癒着胎盤に結びつけようとするものですので、間違いです。

裁判官 疑義はいらないと思いますので却下します。

弁護  証人の答えたことと、検察のまとめとが符号していない。前置胎盤と癒着胎盤の区別なく議論しています。


検察は「カラードプラ検査では血流が豊富であり,癒着胎盤を疑うべきであった」という結論にもっていきたかったのでしょうか?
予見できたはずだ,と言って欲しかった?
それにしてはカラードプラを白黒コピーで示すあたりがなんとも…。

そもそも超音波検査は検査を施行した者以外が後から数枚の写真だけ見ても診断するのは非常に難しいと思うのですが。
せめてビデオで全体を見直すとかならまだしも。

弁護側から検察が前置胎盤と癒着胎盤の区別なく議論している,という反論がなされていますが,終了間際に裁判官から外科医になされた下記の質問の部分を読むと,裁判官も前置胎盤と癒着胎盤を区別して尋問を聞いていたのかどうか怪しいような気がします。

裁判官:子宮に胎盤が載っていますよね?(以下理解できず。上向き?とか。おそらく位置関係を混同されている)


こういう理解のもとで,実際に行われた医療が適切であったかどうかを裁こうというのは無理がないでしょうか。

ある産婦人科医のひとりごとで新聞各社の報道内容が掲載されています。

その中で目に付いたのが

検察側は、「あくまで胎盤を無理やりはがしたこと自体を問題としており、クーパーを使ったからいけないとは一言も言っていない」としている。
朝日新聞(福島)2月24日より


えーと,公判の争点に「クーパー使用の妥当性」とあったと思ったのですが検察側は言ってないと?

(公判概略について)
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by sui-m | 2007-02-25 23:00 | 医療
あれから1年
我々は福島事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します。


このエントリーは「新小児科医のつぶやき」の2.18企画に賛同したものです。
たくさんの輪が広がることを願います。

新小児科医のつぶやき 「2.18」
ある産婦人科医のひとりごと 「あれから1年」
勤務医 開業つれづれ日記 「我々は福島事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します。」
道標 「2.18」


1年前の今日,K先生は突然逮捕されました。
先日の初公判後のインタビューで逮捕時の様子を話されていましたが
任意同行後の突然の逮捕だったそうです。

何故逮捕されなければならなかったのか。
逃亡のおそれ?-事件後も同じ病院で診療を続けていたのに?奥様は臨月間近だったのに?
証拠隠滅のおそれ?-カルテその他は押収済みで,職員からの証言もとれていたのに?

今でも私はあれは不当逮捕だったと思っています。


この1年で医療の現場は大きく変わってしまいました。
その大きなきっかけの1つがこのK先生の逮捕であったことを否定する医療者は少ないと思います。

医療事故などの報道で患者さんが「被害者」と表記されることがあります。
「害を被る」というからには対極として「害を加える」ものがあることになります。

では患者さんに害を与えているのは誰でしょう?

・・・患者さんに「加害している」のは「病気」ではないのでしょうか?

採血も,投薬も,手術もそれ自体が侵襲を与える行為です。
医療者はその行為のriskとbenefitを考慮して,benefitが上回ると思うからこそ その行為を行います。
ただし,全てを完全に予見できるわけではありません。

どんなに努力してもなお,どうにもならないことが医療にはあります。
産科だけのことではありません。
100%安全な医療などはないのです。

K先生の無罪を信じています。
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by sui-m | 2007-02-18 23:00 | 医療
2月7日の衆議院予算委員会での柳沢厚労相の答弁
ネット上で2月7日の衆議院予算委員会での枝野議員と柳沢厚労相との質疑応答が話題になっています。
実際の映像はここで見れますが,
「勤務医つれづれ開業日記」のコメント欄で有志の方々が文章化してくださっており,「ある産婦人科医のひとりごと」でまとめて読むことができます。

長いですが是非一読をお勧めします。

実際のビデオを見ても柳沢厚労相が何をいいたいのかイマイチわからなかったのですが,文章にされたものを読んでもやっぱりよくわからない…。

「産科医の減少は出産数の減少に伴い、需要が減ったため」という言葉だけでも はぁ?なんですが,枝野議員の質問に対して「とにかくネットワーク化,効率化で産科医療はなんとかできる」との返事を繰り返すばかり。いったいこの人の頭のなかでの「ネットワーク化」ってどんなイメージなんでしょう?

ネットワークでつなぐと医師や助産師が一瞬で病院から病院へ移動できるとか?


〔追記〕「新小児科医のつぶやき」でYosyan様が「続々産科集約化の算数」として医師数やベッド数,分娩数その他の計算をされていらっしゃいます.

現在の分娩数が110万で、半数が開業医で生まれ、残りの半数を実働3000人程度の産科医で支えても、一人当たりの分娩数は180分娩です。今でもそれだけです。開業医の撤収が進み勤務医負担が6割になったら220分娩となり、7割にでもなろうものなら260分娩になります。開業医の高齢化は既に周知の事です。現役実働産科医の逃散が急速に進んでいるのもまた常識です。去年の6月が平均180分娩だったのが、今なら200分娩になっていても不思議ありません。


どう考えても産科医の減少の方が少子化による出生数の減少より急激に進んでいると思うのですが,柳沢厚労相の答弁を見る限り,厚労省はそう思ってないのでしょうね.
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by sui-m | 2007-02-14 23:00 | 医療
福島県立大野病院事件 初公判
1月26日に大野病院事件の初公判が行われた。
公判の様子については新聞やテレビニュースでも取り上げられ,
公判後のK医師の記者会見の模様も放送されたという。
あいにくテレビニュースを見ることはできなかったけれど,
いろいろな方のブログやコメントからその様子を伺うことができた。
およそ1年前の逮捕直後の状況と比べればなんと情報が増えたことか。
今回の公判については実際に傍聴されたS先生の詳細なレポートがあり,
K先生のインタビューも日経メディカルで読むことができる(要登録)。
S先生の傍聴記は読んでいて胸が苦しくなるほどに臨場感にあふれている。
お忙しい中傍聴に出かけられ,詳細なレポートを書いてくださったS先生に心からの感謝を。

突然の逮捕からもうすぐ1年。
私が事件を知ったのはm3comの掲示板からだったと思う。
マスコミの報道だけでは詳しいことがわからず,
情報を求めてあちこちの掲示板やブログを追いかけた。
今ほど医療関係者のブログも多くなく,なかなか情報が得られない。
そんな中たどり着いたのが「ある産科医のひとりごと」だった。
大野病院事件に関する最初のエントリーは2月19日。
これを読んで,初めて事件が「わかった」気がした。
コメント欄には94個のコメントが寄せられている。
このコメント欄のやりとりは当時も今も読んでいて少しつらい。
医療関係者と非医療関係者の間の溝の深さにぞっとする。
この溝はこの1年間で少しでも埋められたのだろうか.
…溝があることさえ知らない人の方が多いのかもしれないけど.
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by sui-m | 2007-01-30 23:00 | 医療