医療に関わることなどを
by sui-m
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なかのひと AX
いつまでもあると思うな…
またまた久しぶりの更新となってしまいました.
あまりの暑さにへたっております.

さて,今朝目に付いたニュースです.

『全国の認可保育園 保育料滞納 約90億円』

新聞各紙の報道はこんな感じ.(魚拓

で,これらの報道をまとめると.

 全国的な調査が行われたのは今回が初めて.
 全1827市区町村中、1808の自治体から回答があった.
 滞納額は、納めるべき保育料の総額約4784億2000万円の1.9%に当たる約89億7000万円.
 滞納した保護者は、全体の約3.7の約8万6000人.
 滞納額の割合が滞納者の割合に比べて低いのは、保育料は所得によって決められることから、低所得の保護者の滞納が多かったため.
 「過去5年間で滞納額が増えた」と回答した市区町村は1019市町村.
 その原因:「保護者の責任感・規範意識の問題」が65.9%,「保護者の収入減少」が19.4%



以下,各紙の報道で目に付いた部分を引用.

YOMIURI ONLINEより一部引用
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070822it04.htm魚拓
 
 対応策としては、督促状の送付が約79万9000件、差し押さえも634件あった。厚労省は、悪質な滞納者に対する保育拒否制度を設けていた山形市に対し、「児童福祉法に違反している」として改善を求め、山形市は今年度から制度を撤廃していた。しかし、今回の調査で、滞納対策に苦慮している自治体からは、「滞納を理由とした退園を認めてほしい」などの要望が挙がった。



岩手日報より一部引用
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070823_4魚拓
 
 05年度から督促状を渡すなどの対策を講じ収納率は向上しているが,滞納者の中にはローンを優先し保育料は後回しにするなど,規範意識の欠如もみられるという.
 同市の宮川文義児童福祉課長は「全体の歳入が減れば適切な保育ができなくなる恐れもあり,きっちりと収めてほしい.所得の減少などやむを得ない事情がある場合には,減免や分割納付も利用できる」と呼びかける.



SankeiWebより一部引用
http://www.sankei.co.jp/kyouiku/kosodate/070822/ksd070822000.htm魚拓
 
 過去5年間で滞納が増えたと答えた自治体は1019自治体で、減少したのは545自治体。増加した理由は「保護者の責任感・規範意識の問題」が65.9%を占めた。「保護者の収入減少」(19.4%)の3倍以上で、保育料の支払い能力がありながら、払っていない保護者が、圧倒的に多い現状が浮き彫りになった。
 悪質な保護者に対する法的措置も、督促状送付79万9408件、財産調査4190件、差し押さえなど634件-にのぼっていた。
 調査結果をふまえ厚労省は、滞納の初期段階で納付を保護者に呼びかけることや、悪質な場合には税金の徴収と同様に法的措置をとることなど、積極的な対応をとるよう通知した。



今回のニュースに先駆けて報道していたのが八重山毎日新聞.

滞納額、県内ワースト4位 納付意識欠如の保護者
http://www.y-mainichi.co.jp/?action_article_show=true&article_id=9071
魚拓
 
(一部引用)
 保育所の保育料は利用者の所得に応じて定められているが、なぜ滞納が出るのか理由も多種多様で、「他の支払いが多くある」「離婚」「病気などによる収入 の不安定」「失業や不就労」などの経済的理由が多いが、中には携帯電話料などを優先し、保育料は後回しといったケースもあり「払わなくても何とかなる」といった義務意識の低い親もいるようで、担当職員は納付意識の低さを指摘する。
 児童家庭課では対策として、在園児については園を通して保護者の指導を行うほか、督促状や督促の電話作戦、戸別訪問、卒園児についても電話で督促連絡するなど課を挙げて徴収に取り組んでいるものの、滞納額の減少には至ってないようだ。
 給食費問題では「どうせ払わなくても、給食を止められることはない」という親の声も聞かれたが、給食費だけでなく学級費や教材費など学校や公共料金に関しては納付意識が低く、「払える人に負担がかかっていることや、税金が投入されているのは紛れもない事実で、行政はもっと対応を考えるべきではないか。非 常識な親たちのために自分たちの子どもが犠牲になっていることをもっと自覚してほしい」という関係者の声も聞かれる。



給食費の滞納,医療費の未払い,そして今回の保育料の滞納.

共通しているのはどれも公的な面のあるサービスで,
「払わなくてもとりあえず何とかなる」ということ.
多分これらの根っこはひとつ.

「携帯電話料などを優先し、保育料は後回しといったケース」
これは今までの給食費や医療費の未払いについても言われていたこと.
携帶電話は払わなければ使用できなくなるけど,
給食や保育や医療は払わなくても追い出されたりしない.
払わなくてもそれほど激しい取立てがあるわけでもなし.
今回の報道を見ても,せいぜい督促状がくるくらい.

「払わなくても何とかなって」いるのは誰かがその分を負担しているから.
それは払ってくれている「誰か」かもしれないし,
給食を食べたり保育されたりする「子供たち自身」かもしれない.

以前『痛いニュース』で見つけた仙台市の給食の写真.
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1007862.html
http://image.blog.livedoor.jp/dqnplus/imgs/0/e/0e8e7d41.jpg

なんだかものすごく寂しいメニューに見える.
仙台市は給食費の滞納が話題になった市.
滞納の影響でこんなメニューになっているのかは知る由も無いけれど.

でも滞納する人が増えれば増えるほど,
サービスの低下を招くことは予想できることで….
いつか「滞納」による収入減の影響でメニューが減る日がくるかもしれない.

今は大丈夫でも今後どんどん滞納する人が増えたら,
医療も保育も給食も,サービスの低下に留まらず,
それ自体がなくなってしまうという可能性もある.

なくなってしまたら,一番困るのは利用している人たちのはずなんだけれど….

結論:「いつまでもあると思うな親と金、無いと思うな運と天罰」.
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by sui-m | 2007-08-23 20:26 | ニュース
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